老犬虚に吠えず

社会問題について考える場として

新型コロナウイルスの感染速度に関する記録・福島県 須賀川市の場合

 

先日こんな記事を書きました。

 

 

kuroinu2501.hatenablog.com

 結論から先に書きます。

 これを読んでいる方の住む市区町村で新型コロナウイルス感染者が出た場合、自分自身がウイルス感染の危険に晒されるまでの感染経路には、4人も濃厚接触者がいれば十分だという事が分かりました。日数にすれば5日から6日程です。

 

 既に自分は「いつ感染するか分からない状態」というよりも「自分が感染していると疑ってかかるべき状態」にあるでしょう。

 

 東日本大震災の時、大津波がどの様に押し寄せるかという事前の想像を現実が上回った人は多いと思います。今回の新型コロナウイルスの感染も、『自分に感染が迫るまで、ある程度時間はあるだろう』と思っている方も多いかもしれませんが、現実はそこまで甘くありませんでした。

 

 須賀川市内では、最初に発症した10代後半の女性(3月末、東京滞在時に感染した可能性が高い)から、その後同じ職場で勤務していた同僚職員2名に感染し、更にその2名のうち1名は、副業として市の武道館で受付業務をしていました。

 これを受けて武道館は現在閉鎖されていますが、職員の感染発覚前の3日間で延べ17団体と9人の利用があったといいます。この中で更に感染が広がったかどうかは不明です。

 

www.city.sukagawa.fukushima.jp

www.minyu-net.com

 

 今日、4月7日(午前)時点での感染経路(濃厚接触や感染の疑いも含む)は

 ①市内1人目の感染者(10代女性・発症)

 ②①の同僚職員(2名が発症・うち1名が武道館の受付職員)

 ③武道館の職員、武道館を利用していた児童やその保護者等

  (4月7日現在・濃厚接触の程度や感染の有無は未確定)

 

 もし③の方々にまで感染が広まっていたら、市内にはウイルス感染しているかもしれない人が多数存在する事になり、そうなれば自分自身まではあと一歩。というか、状況としてはウイルスに包囲されているに等しい状態です。

 

 『ケヴィン・ベーコン・ゲーム』ではないですが、自分自身と感染者の間に直接の面識はなかったとしても、たった3、4人濃厚接触者を経由しただけで自分まで感染が届く事になります。

 

ja.wikipedia.org

 

 最初の10代女性の感染が発表されたのが4月2日、今日が4月7日です。

 これを考えると、1週間もあれば確実に自分までウイルス感染の連鎖が届く計算です。

 

 そして今日4月7日の夕方になって、新たに市内で3名の感染が確認されました。うち2名は1例目の10代女性の同居家族との事ですが、あと1名については感染経路が未確認です。

 

 

www.city.sukagawa.fukushima.jp

 

 もしも自分が既に感染していて、遠からず発症し、重症化して死亡したとします。

 

 その時、この記事を誰かが見て、実際の感染の速度はこんなにも早いのかという事を把握できる様に、今取り急ぎ書き残しておきます。その可能性は無視できる程低くないと自分自身では思いますが、黙って感染を許すつもりもなければウイルスにやられるつもりもないです。今更パニック起こしても仕方がないですし、見えない敵からのストレスという点では9年前から「今日の空間放射線量」を眺めて暮らしている自分達のストレス耐性の方に分があると思うので。

 

 今日書いたこの記事を、後日笑って読み返せる様にと願いつつ。